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author:すなっふ

田舎者から東京都民になりました。
「unsnuff」という名義で、ソロで音楽活動をしています。
が、音楽活動の宣伝はTumblrに移行しましたので、このブログでは音楽活動に関係のない内容(好きな音楽や映画のレビューなど)についてゆるりと書いていきたいです。

twitterもよろしくどうぞ。
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2013年春アニメレビュー
◆対象作品
・2013年春アニメで筆者が全話視聴したもの(途中までしか観ていない作品は対象外)

※点数は10.0点満点。
9.6〜10.0点…びっくりするくらい面白い。神アニメ。
8.6〜9.5点…ものすごく完成度が高く、よく出来ている名作。
7.6〜8.5点…最高に楽しめる秀作。
6.6〜7.5点…惜しいところもあるが面白いし良作。
6.0〜6.5点…色々残念だがなんだかんだで楽しめる作品。
5.9点以下…最後まで見てしまう魅力はあるがイマイチ。
(あくまで目安です)

点数は話の面白さ、作画や演出のクオリティ、アニメとしての魅力などを考慮してつけていますが個人的な好みもかなり反映されています。好きな作品の点数が低くても怒らないでね!


◆惡の華 8.0/10.0


2013年最大の問題作と謳われた作品。実写をアニメーションにするロトスコープという手法を全編に使用しているため作画が全く原作と違い、「原作レイプ」「製作者のオナニー」と散々叩かれていたが、原作信者の自分に言わせてもらうと「よくぞここまでやってくれた」と称賛を送りたい。このひねくれ方、こじらせ方すらもこの作品を再現しているといえよう。もともと地味な漫画なのでそのままアニメ化しても普通だっただろうし、実写化だとまた別作品になってしまいそうで、この絶妙な、リアルだけど非現実感のあるロトスコープという選択は正解だったと思う。エンディングの「花」の起用や(この曲もともと大好きだったので超テンション上がった)、ガンマイク(ドラマの撮影などで使うマイク)を使用した声録り、リアルタイムで映像に合わせて演奏・作曲するドローンなBGM、10分近く無言のパートがあったり一話まるまるBGMが皆無の回があったりなど、非常に実験的な手法が多く見られ、この作品独特の空気を隅から隅まで再現してくれた。仲村さんが最初はブサイクだと叩かれ自分も気になっていたが、見ているうちに何故か可愛く見えてくるというのも原作通り。実は最も原作に忠実な作品だったのではないかとすら思う。アニメの内容も、原作を知っている自分ですらハラハラするほど作品の空気感をよく表現できていた。この作品一番の山場ともいえる教室を荒らすシーンは鳥肌ものであった。難点だったのは、ひとつは春日の演技の下手さ。合ってはいるが他二人が上手すぎてひたすら気になった。もうひとつは空気感を大事にしすぎてあまりにも展開が遅かったこと、そして非常に中途半端に最終回を迎えたことだ。最終回はもともとこうなる予定だったらしいし、最終回の演出は個人的に大好きだが、原作知らない人はただただもどかしかっただろう。ここまでの内容だと話が盛り上がらず雰囲気だけで終わってしまい、原作の核となるテーマを全く描けていないので、そこまで出来ないなら映像化すべきでなかったのではとすら思ってしまう。しかしながら、問題作なのはわかるがもう少し評価されても良かった作品だとも思う。惜しい作品。


◆進撃の巨人 9.3/10.0


言わずと知れた話題作。原作未読でアニメから入ったが、毎回衝撃を受ける内容で夢中になって見ていた。あえて原作読まずに楽しもうと思っていたので、ネタバレの恐怖に怯えながらの生活は辛かった。このアニメで特筆すべきはなんといってもキチガイレベルの作画クオリティであろう。原作の少々荒い絵がとても綺麗で見やすくなり、立体機動もわかりやすく、何より凄まじく迫力があるものとなった。また、原作で過去の回想として出てくる展開を最初に持ってくる大胆な構成変更で時系列もわかりやすくなっていたり、当たり障りない程度の原作改良が随所に見られたりと、まさに「アニメ化」の鑑のようなこだわり方であった。他の作品も見習ってほしいものである。しかしアニメ化、構成変更による展開のダルさは、仕方がないがやはり気になった。原作もそうなのだが所々ダレる。キャラクターをカッコ良く見せるためだけの話など「これいる?」と感じる展開は正直かなり多く、しつこいほどの引き伸ばしや長い前回のあらすじなどがとにかくいじらしかった。しかし、原作の「これ笑うところでいいんだよね?」というわかりにくいギャグ(すごく好き)がアニメでもしっかり再現されてたのはさすが。中二全開な主題歌も熱くて良かった。打ち切り漫画的な終わり方をしたが人気だしそのうち二期もやるでしょう。ただアニメ以降の話は個人的にあんまり面白くないんだよな…でも期待してます


◆翠星のガルガンティア 9.2/10.0


脚本はまどかマギカでお馴染み虚淵玄、キャラクターデザインはみんなお世話になってる鳴子ハナハル先生と、非常に期待も大きかった。第一話のAパートが完全SFで退屈な展開だったので「これダメかな…」と思ったら、Bパートから急激に面白くなり最高にテンションのあがる次回への引き。そのまま最後の最後まで最高に面白い。宇宙から来た主人公、未知の惑星への不時着、海に沈んだ地球、錆びた船団の上で生活する人々、言葉の通じないコミュニケーション、旧文明…もう設定を羅列しただけで浪漫しかない。ロボットアニメかと思いきやそうでもなく、なんとなくナディアを連想させる作品。前半は日常回もあったりほのぼのとしているが、後半はシリアス展開へ突入。前半の雰囲気から一転、急激に謎が明らかになる展開は正直心配だったが、最後まで脚本に穴をあけず高い完成度で完走したのはさすが虚淵玄。最終回はガチ泣きしました。欲を言えば、1クールじゃ物足りなかった。細かい設定もきちんとしているので、もっと膨らませられたのでは?と妄想が広がる。良く言えば無駄がない構成だが、キャラを掘り下げるようなエピソードがもう少しあったら更に移入できたかもと思ってしまう。続編?的なものの製作も決定しているようだがどうなるのか。とりあえず、女の子エロすぎ。


◆波打際のむろみさん 7.5/10.0


15分アニメ。この作品には「最高のB級アニメ」という賛辞を送りたい。基本的にお下品な内容やパロディが多く、「これは酷い」という言葉がピッタリなギャグが満載。全体的にネタの内容はそこまで面白いわけでもなく、たまに寒いノリさえあるが、それすらも「深夜アニメだな〜!」という愛おしさを感じる。そう思えるのはやはりテンポの良さ、作画の良さ、声優の演技の良さ、そしてふっきれ方が素晴らしいためだろう。毎週楽しみにしていたし、終わった時の寂しさといったらなかった。キャラでは乙姫が大好きでした。「藤田咲のツンデレキャラにハズレなし」という古い格言もあるし。ただ放送時間的にこのアニメのあとすぐ惡の華なのが落差ヤバすぎた。主題歌「七つの海よりキミの海」は映像も含め2013年アニソンでトップクラス。


◆はたらく魔王さま! 8.5/10.0


「人間界に来て帰れなくなった魔王がフリーターになる」という設定だけ聞くとありがちで全然面白くなさそうだし、自分の苦手なラノベ臭さがプンプンするが、あまりに評判がいいので見てみたらなるほどめちゃくちゃ面白い。何が面白いかって、シンプルに「ギャグが笑える」ということに尽きる。一話を見た時点での予想は「今は面白いが今後異世界のキャラが増えてきてシリアス展開も増えてつまらなくなるだろう」というものだった。その予想は的中し、話が進むにつれキャラが増えシリアス展開も増えた…のだが、全く面白さが衰えなかったのである。最後の最後まで素直に面白かったのには驚き。シリアスな展開も最終的にいつものギャグで落とす安心感が凄い。最終回をただの日常回で終わらせたのも個人的には最高だった。あまり文句のつけどころがない作品なのだが、しかしながらなんだか自分の中では良作止まりだった気もする。展開がちょっとご都合主義だった気もするし、それよりも単純にあと一息熱い何かが足りなかったのか。nano.RIPEによるEDテーマはあまりにも名曲


◆フォトカノ 5.5/10.0


「シャッターチャンスだ‼︎」という伝説の決め台詞を生んだ迷作。ネタアニメという意味でなら2013年一番笑わせてもらった作品。ニコニコ動画で見ていたが何度腹筋が壊れたか。そういう意味では大好きなのだが、真面目に見ると実際は酷い内容であった。アマガミ同様のオムニバス形式で、パラレル的にヒロインごとのストーリーとなるのだが、アマガミが1ヒロインに4話だったのに対しこちらは1ヒロイン1話完結のためあまりにも展開が早すぎる。そのため感動的なシーンがやたらと安っぽいし、ツッコミどころしかない超展開っぷりに「は?」というコメントの弾幕が何度ニコニコ動画に流れたことか。キャラが多いのは仕方ないにしても、もう少し脚本をまともに出来なかったのか(原作はもっとまともだと聞いたが…)。致命的なのが、主人公がウザいということである。ウザい主人公がただモテるだけのアニメを見るのは苦痛でしかない。作画崩壊も多く色々と粗末な内容だった。とはいえ、そういう要素をギャグとして最後まで楽しみ続けられるだけでも十分何かしらの魅力はあったのだと思う。ギャグが素直に笑える等、基本的なノリは寒くなかったのも大きい。次回予告での緑川光氏の暴走っぷりは本編を凌駕していた。キミキスのアニメよりは100倍マシ…おっと失礼、キミキスはアニメ化してなかったね。キャラは生徒会長がズバ抜けて好きでした。正直他のヒロインの話あんまり記憶に無い…


◆ゆゆ式 8.1/10.0

「まんがタイムきらら」連載の4コマ漫画原作。例に漏れず、まんがタイムきらら特有の中身のない日常系アニメである。その中でもこの作品は特に中身がなく、女子高生の非常にくだらなくオチの無いやりとりが延々と続くという内容。そのやりとりは普通のアニメでは取り上げもされないような本当にどうでも良い内容で、ハートフルでもなければ爆笑モノでもないので退屈に感じる人も多いだろうが、このナンセンス感が気付くと病み付きになってしまう。むしろナンセンスが一周してハイセンスに感じるレベルであり、噛み合ってるんだか噛み合ってないんだかわからない会話のぶっ飛び方は逆にとてもリアルで、他のアニメでは味わえない唯一無二のものである。最後まで大きなイベントもなくただダラダラした内容なので苦手な人には全く理解できないだろうが、一度ハマってしまうと抜け出せない。女の子も可愛く適度に百合要素もあり、キャラの動きなどの作画も良かったり、さりげなく音楽がとても良かったりと、クオリティも高い。何気無さ」が愛しくなる、「内容の無さ」にこだわりを感じるアニメである。


2014年アニメレビュー
冬アニメ編
夏アニメ編
秋アニメ編

アニメレビュー点数まとめ
| すなっふ | 2013年アニメレビュー | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
2013年冬アニメレビュー
◆対象作品
・2013年冬アニメで筆者が全話視聴したもの(途中までしか観ていない作品は対象外)

※点数は10.0点満点。
9.6〜10.0点…びっくりするくらい面白い。神アニメ。
8.6〜9.5点…ものすごく完成度が高く、よく出来ている名作。
7.6〜8.5点…最高に楽しめる秀作。
6.6〜7.5点…惜しいところもあるが面白いし良作。
6.0〜6.5点…色々残念だがなんだかんだで楽しめる作品。
5.9点以下…最後まで見てしまう魅力はあるがイマイチ。
(あくまで目安です)


◆たまこまーけっと 8.7/10.0


京都アニメーションによるオリジナルアニメで、山田尚子監督をはじめ「けいおん!」制作のスタッフが名を連ねる作品。実際にある京都の商店街をモデルにした「うさぎ山商店街」を舞台に、餅屋の娘・たまこ、南の国から来た喋る鳥・デラたちの日常が展開される。物語自体にはそれほど山がなく、大きな展開もないが、商店街の人々の温かさ、女の子同士の可愛らしく何気ないやりとり、家族の団欒がしっかりと描かれ、温かい気持ちになれる内容だ。「けいおん!」といい、山田監督特有の可愛さ・温かみが作品全体に漂っていて、何気ないやりとりやセリフ選びに関しては天才的。全ての登場人物・シーンが愛おしく、ギャグも面白く、1分1秒にこだわりを感じる。商店街の人々も少ない出番の中でしっかり個性的に描かれている。「反復」の手法を多用する演出も山田監督ならではのもので、同じシーンを少し変化を加えながら再登場させる演出は見事。くどい説明は一切せず、ちょっとの描写のみで設定を描いていくため、話のテンポがリズム感を感じられるほどに気持ちいい。一話一話の起承転結が練られた構成も素晴らしい。音楽も作品の雰囲気に見事にマッチしたほっこりとするもので、何から何まで最高。個人的にはこの作品の雰囲気すべてがツボで文句なしなのだが、しかしながら世間的にはイマイチヒットしなかった作品である。理由としては話に盛り上がりがなく、地味だったという点、そして南の国という非現実的要素が蛇足だったという点が挙げられがちである。確かに話は記憶に残らない程地味だし、その意見にはどちらも同意できるが、話よりも雰囲気を楽しむ作品として見れば十二分に楽しめる作品であると思う。南の国に関しては、確かに「商店街の人情モノ」という要素のみで十分だったという気もするが…。「けいおん!」などの作品と比較すると人物も物語も地味かもしれないが、最終回でデラが「この辺りがずーっと温かかったぞ」と胸を押さえながら言うように、この作品でしか、この商店街でしか味わえない温かさを持った作品である。


◆あいまいみー 7.5/10.0


5分アニメ。初めて第一話を見たときは、意味不明すぎて滑ってると感じたが、5分なので見続けたら尻上がり的に面白くなったのか、それとも自分が侵されてしまったのか…今では原作者のちょぼらうにょぽみ先生の作品を商業誌はもちろん同人誌まで通販で購入するほどのファンになってしまった。放送途中から原作ファンになったパターン。原作がぶっ飛びすぎてアニメはおとなしくも感じるが、それでもよくぞここまでやってくれたと個人的には評価したい。これだけ色々アウトな作品をアニメにしただけでも称賛に値する(特に逆立ちおしっことサンドイッチでキマるネタやったのは拍手レベル)。5分という短い尺に原作の色んな話を混入させているため一話の構成はオリジナルだが、それでも原作のマジキチっぷりやシュールさを再現できているのは素晴らしい。ただどうしても原作ほど吹っ切れず少々半端になってしまったし、作画が原作と結構違うこと、声優がイマイチハマっていなかったことが残念。しかし声優と、ナレーションを担当した吉本芸人の天津向による生放送は本編を越えるフリーダムっぷりで最高に笑わせてもらった。死ぬほど人を選ぶだろうが個人的に大好きなので心の底から二期やってほしい作品…と思っていたらまさかの2期制作決定。超嬉しい。ちなみに主題歌のギターは無駄にマーティ・フリードマンが演奏している。


◆まんがーる 5.4/10.0


5分アニメ。漫画編集部のゆるい日常を描くアニメという肩書きの割に、思ってたよりも漫画業界のことを詳しく紹介してくれる内容で、意外と勉強になるアニメだった。特に面白い内容でもなかったのは正直なところだが、かといってギャグが寒いこともなく、キャラクターも(デザインがヤスさんなので)可愛いし個性が立っていた。5分という長さも実にちょうどよく、きちんと中身もあり無難に楽しめる内容であったが、内容があまりにも普通だったので特筆するところがない地味な作品になってしまってるのが残念。「精神が不安定になる」と話題の主題歌は慣れてくると中毒性があり良かった。しっかりものと見せかけて隠れオタクの副編集長が好き。


◆ヤマノススメ 7.4/10.0


5分アニメ。まんがーる同様こちらもアース・スターで、確かにこちらも登山について紹介する場面もあるが基本的には中身の無いほのぼのアニメでまんがーるとは完全に作風が違う。ただひたすらに女の子が可愛い。あと絵が綺麗。それに尽きる。全体的にふわふわした雰囲気に徹しているようで癒されるが、それにしても話に中身がなく、テンポも遅く、女の子同士のイチャつき方など可愛さもかなりあざとかった。しかしふわっとした雰囲気作りはかなり凝っており、作画の色合いや、音楽や主題歌も徹底されていたように思う(主題歌はすごく好き)。5分だから暇つぶしに見れたというのが個人的感想。可愛さを重視したアニメとしてはこれくらいのふわふわした内容のほうがちょうどいいのか。癒やしアニメとしては及第点。


◆ラブライブ! 9.1/10.0


二次元アイドルにハマったら人生終いだわ…と思っていた時期が僕にもありました。凄く良く出来ている作品で見事にどっぷり。めちゃくちゃ面白いです。1話から最高にテンポが良く、かわいいキャラが表情豊かに動きまわるだけで観ていて気持ちがいい。しかしキャイキャイしてる内容では決して無く、しっかりとキャラクター間の友情や青春を描いてくるのでどんどん物語に入り込むし、毎回続きが気になる。アイドルアニメというよりは学園青春アニメという言い方の方がしっくり来るかもしれない。とにかく高校生の女の子の青春と友情がエモく暑苦しく描かれている。テンポの良さゆえの強引な展開が多く、正直脚本はつっこみどころだらけで粗末に感じる部分がかなり多いのだが、9人もいるキャラクターの性格や立ち回り、物語構成などが丁寧に作りこまれているので、一話に込められた密度が凄い。終盤はそれまでの平穏さから急にシリアスな展開となり、それに拒否反応を起こした視聴者もいたようだが、それがあったからこその最終回の感動があり、最終回は1分1秒がエモいという最高の内容で号泣してしまった。演出も第一話から最終話までかなり凝っており、それに泣かされる場面も非常に多い。ライブシーンのCGは結構違和感があるのだが、楽曲が素晴らしいので許せる。楽曲のみならず劇中BGMとその使い方も秀逸。キャラのあざとさや暑苦しさ、展開の強引さが苦手な人も多いだろうが(自分も最初少し苦手だった)、アイドルものに偏見のある人にも見てほしいとても良い作品。


2014年アニメレビュー
春アニメ編
夏アニメ編
秋アニメ編

アニメレビュー点数まとめ
| すなっふ | 2013年アニメレビュー | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
【映画レビュー】カッコーの巣の上で
一時期「映画素人の俺が名作映画を見るシリーズ」的なものをやっていましたが、飽きてしまったので普通に見たい映画を見ました。とはいえこの作品も歴史的名作と名高い映画なのですが。1975年発表、「カッコーの巣の上で」の感想を書きたいと思います。


結論から言って僕はこの映画がとても好きです。自分の中でも本当に特別で大好きな作品となりました。しかし、ストレートに、誰が見ても面白い作品ではないなと思いました。嫌いな人は本当に嫌いな作品だろうし、つまらないという意見にも納得できる内容だったので、この映画が数々の賞を受賞し、海外のメディアでも大絶賛されるほど手放しに「名作」と呼ばれているのはなんだか不思議な感じがしました。

この映画は精神病棟に入院することとなった主人公マクマーフィが、病院の規則に反抗し脱走を企てるという物語です。一見この映画は、冷徹で悪徳な精神病棟のやり方に対し、それに反抗し仲間との絆を深めながら自由を求める主人公という、社会問題を風刺しつつ正義VS悪という構図で描かれているように見えます。もちろんそれで間違っていません。しかし完全にその目で見てしまうと、あまりにもラストシーンが救われなさすぎるため、最後にスッキリとしない、絶望を感じる人も多いと思います。恐らくこのラストは最も意見が分かれる部分だと思います。

ただこの映画では、はっきりと正義VS悪という構図を描いていません。あくまで精神病棟は善意として患者を統制しており、主人公は刑務所から強制労働を逃れるため精神病のフリをした、ずる賢く悪いヤツです。仲間から愛されるイイヤツですが、映画ではきちんとこのキャラクターの嫌な部分も徹底して描いています。そのため完全に主人公に肩入れできる内容でもない、と僕は感じました。
だからこそ僕はこのラストシーン、つまりマクマーフィでなくチーフが去っていく、絶望の中の小さな希望を描いたラストには、何度噛んでも味が消えないほどの深みを感じるのです。

もしこの映画の主人公が全く非のない人物で、精神病棟が完全悪で、最後に見事に脱出して終了だったら、「ショーシャンクの空に」のような爽快感のある物語になっていたのに、見る人によって様々捉えられるキャラクター設定・構図、そしてこのラストは、はじめに「嫌いな人は嫌い」といったように好きと嫌いの分かれる内容にも思えました。しかしその両面性・完全に感情移入できるタイプの主人公ではないからこそ、ラストシーンに色んな感情が複雑に入り混じる深みがあるのだと思います。

と、いろいろ書きましたがなんだかんだで僕はマクマーフィにはかなり肩入れしていたし愛せるキャラクターでした。だからこそラストシーンは「ええええこれで終わりなの」と動揺しました。冷静になって良さを痛感できましたが、「えええええ」と思ったからこそ嫌いという意見も理解できます。

また、単純に良いシーンが多いです。バスケットに魚釣り、脱走前夜のパーティ。家でダラっと垂れ流すのにも向いてそうな作品だと思いました。

そしてこの映画のジャック・ニコルソンの演技は英『Total Film』誌「映画史に残る演技ベスト200」のなんと第一位に選ばれてるそうです、1位はすごい!確かに演技は映画をあまりみない僕からしても凄いと思えるもので、特に脱走当日のパーティで主人公マックが眠りに落ちるまでの表情を長い尺でとらえたシーンは、その表情の絶妙な変化で本当に様々な感情が見えてくる素晴らしい演技だったと思います。この映画で特に印象的なシーンでした。

お気に入りの映画がまた一つ増えた、と胸を張って言える最高の映画でした。
| すなっふ | 映画 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
Tumblr開設のお知らせ
お久しぶり、と言わずにブログを書ける日は来るのか。すなっふです。
今回はTumblrの開設をお知らせにやってまいりました。

http://unsnuff.tumblr.com/

僕のソロプロジェクト「unsnuff」のtumblrページです。
今後、音楽活動の告知などはこちらにしていきます。

そう、つまりこのブログでは音楽活動について告知などを投稿することは今後なくなります!
今後はブログとTumblrで役割を分けて更新していこうと思います。

このブログでは、個人的な記事を
Tumblrでは音楽活動の記事を更新していきます。

(まあ、ものすごく重要であちらこちら言いふらしたいことがあったら、ブログにも告知を書くかもしれませんが…)

というわけなので今までブログで音楽活動をチェックしている方がいらっしゃいましたら、
Tumblrの方に移行をお願い致します。

それにしてもTumblrで告知をやってしまったら、
余計このブログがほこりまみれになってしまいそうな気もしますが…

…また映画の感想とか書きますね。

それではまたお会いしましょう。
 
| すなっふ | 音楽 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
サイトオープンとライブのお知らせ
僕のソロプロジェクト「unsnuff」のオフィシャル的なサイトが、いまさらながら完成いたしました!

http://www.geocities.jp/noise4_u/

イベント情報やその他活動にまつわる情報が一目でわかるサイトデザインにしました。
unsnuffの第一弾となる楽曲「ああああ」もyoutubeにアップし、それもこのサイトから聞くことが出来ます。

音楽活動用のTwitterアカウントも出来ました
https://twitter.com/unsnuff_info

ここ一ヶ月、音楽活動に関するアナウンスが何も出来なかったのですが、
これからはまた快進撃を見せていけるよう頑張ります!!


そして、告知がものすごく遅れて急なのですが、ライブもあります!


■2013/10/24(thu)
@下北沢ERA


modi
unsnuff
Quadrilateral
monoSelect
TIME FREEZE

open/start - 18:00/18:30
adv/door - 2000yen/2000yen(+1D)

実は都内では2ヶ月ぶりのライブです。
久しぶりのライブなのでよければ是非遊びに来てください!
ホームページのメールフォームなどから取り置きの予約お待ちしております!


 
| すなっふ | 音楽 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
バタフライ・エフェクト

今まで生きてきて50本も映画を見たかわからないような映画素人がいまさら有名な名作映画を観るシリーズ第4弾(シリーズ名毎回適当です)。

今回は「バタフライ・エフェクト」です。

これもまた色んな方に薦められた作品ですし、自分でもよく耳にする映画だったので、見てみることにしました。
ドラマ→ドラマ→アクションときて、第四弾はミステリー映画です。

しかしこの映画、さすがみんな絶賛するだけありますね、めちゃくちゃ面白かったです。
先が読めない展開、次々巻き起こる謎、収束する伏線…まったく目が離せず、完全に物語の展開に釘付けになりました。全編緊張感の絶えない展開で、息をつく暇がない。ミステリー映画ならではの面白さをこれでもかと味わった気分です。

ものすごく綿密に練られた脚本で、すべての謎がパズルのように解き明かされていくストーリーは、その完成度だけで感動を覚えるほどですが、これがまた「愛の物語」として着地している点もこの映画の評価に欠かせないポイントなのでしょう。エンディングの切なさが、この映画を見終えた後に絶大な余韻を与えてくれます。

ミステリー映画として圧倒的な脚本の完成度を誇りながらも、愛する人や家族を救うために何度も人生をやり直すというドラマティックな物語性。もはやまるで欠点のない最強の映画のように思いました。そりゃ人気あるわ。

この映画は続編も出ているようですが、最初でここまで既に完成されていると続編はコケている気しかしません…どうなんでしょうか。気が向いたら見てみます。

そしてこの映画も劇場公開版とディレクターズカット版が存在するようで…何なの?洋画ってみんなそうなの??
今回も例によって何も考えずにレンタルして劇場公開版を見ました。
なんでもディレクターズカット版はもともと原案としてあったもので、劇場公開版と全く違う結末を迎えるものなのですが、あまりにも重たい内容のため劇場公開のためにエンディングを変えたようです。
非常に気になったのでネットの力を駆使し、ディレクターズカット版のラストシーンも観ました。
原案だけあってディレクターズカット版の方が物語の整合性もとれており、脚本としての完成度が高いように思えました。すごい!!となる終わり方。だけど、確かにこれはあまりにも救いがない…。
これもまた好みが分かれるようですが僕は劇場公開版の、愛の物語としての切ない終わり方の方が好きです。

またここからは余談ですが、この映画は恐らく「シュタインズ・ゲート」というアニメ(原作はゲームなのですが僕はアニメしか観ていないのでここではアニメとさせてください)の元ネタとなった作品なのでしょう。すごく好きなアニメなのですが、内容がそっくり、エンディングもかなり似ています。パクリというよりオマージュなのでしょう。調べたところゲーム版のオープニングはカオス理論の解説から始まるという、この映画と全く同じ始まり方をするようですし。

なぜわざわざこのアニメの名前を出したかというと、僕が借りたこの映画のDVDには「没エンディングカット」というオマケがついており、監督の解説とともに没パターンのエンディングが収録されているのですが、この内のひとつがシュタインズ・ゲートのエンディングと完全に全く一緒だったのでちょっと面白かったのです。

シュタインズ・ゲートと全く同じ終わり方をする没エンディングは監督いわく「この終わり方はありえない」と言っています。確かにバタフライ・エフェクトにこの終わり方はありえません。
しかしシュタインズ・ゲートではバタフライ・エフェクトと微妙に物語の目的が違うので、この没の終わり方で全然OK、とてもいいエンディングとなっています。

こうして見ると、シュタインズ・ゲートが、バタフライ・エフェクトで叶えられなかったハッピーエンドを叶えているような気がして(間違いなく考えすぎですが)面白いなあと超個人的に思ったのでここに書かせてもらいました。非常にどうでも良い話を最後にしてしまいすみません。

こういう頭をつかうミステリー映画も観ていて刺激的で良いなあと思いました。

しかし次はちょっと何も考えずに楽しめるものにしようと思い
有名なミュージカル映画「雨に唄えば」を予定しています。

僕が飽きるまで良ければこのシリーズにお付き合いください。

| すなっふ | 映画 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
LEON

今まで生きてきて50本も映画見たことあるかなレベルの映画素人が今更ながら超有名な作品を観るシリーズ第3弾、今回は「レオン」です。

ジャン・レノとナタリー・ポートマン主演のこの映画、これもまた非常に有名かつ名作と名高いですね。スティングの「Shape of my Heart」が主題歌なことでも有名…のようですが僕は全く知らなかったのでスティングが流れたときはイントロだけでテンション上がりました。映画好きの友人から大推薦されたこともあり、今回鑑賞に至りました。

そしてこの映画もまた、完全版と劇場版があるみたいですね…。また何もわからず借りてきてしまったので、僕が見たのは劇場公開版でした。完全版は20分ほどカットが追加されているくらいなので大きく違いはしませんが今後は気をつけたいと思います…。

このブログのシリーズ第一弾「ショーシャンクの空に」、第二弾「ニュー・シネマ・パラダイス」がどちらも素晴らしかったので、「このままだと見る映画全部絶賛する感じになりそうだな…全部名作だしな…」と思って居たのも束の間、第三弾のこの作品、僕には非常にガッカリでした。何が面白いのか、全然理解できませんでした。

さらっと作品を説明すると、殺し屋ながらも純粋な気持ちを持つ孤独な男レオンと、家族を殺され「自分を殺し屋にしてほしい」とレオンについていく少女マチルダの、その奇妙な関係と愛を描きつつバイオレンスな展開を見せるアクション映画…といったところでしょうか。
ハードボイルドなアクション映画でありながらも純愛を描く独特の世界観がこの映画の魅力のようではあります。

しかし僕が気に入らなかった理由は、「アクションとしてもヒューマン・ドラマとしても中途半端」だと感じた点です。
殺し屋の映画なので勿論ドンパチかますシーンが有りますが、アクション映画にしては地味、ヒューマンドラマにしてはご都合主義で派手すぎるという印象でした。現実的に考えてありえないような派手なアクションは、アクション映画なら許せるんだけど逆にアクション映画だとしたら物足りないという、非常に振り切らないものでした。

それでいてレオンとマチルダが次第に打ち解けていく描写があまりにも軽薄に感じました。本編で描かれているのはマチルダが世間知らずのわがままでレオンを振り回しているものばかりなのに、急に「君に生きる意味を教えられた」とか言い出すレオンもわけわからない(このシーンで唐突にお涙頂戴なムードになるのもしらける)し、自分のせいでとんでもないことになっているのに最後まで被害者顔してるマチルダには正直腹が立つほどでした。ラストシーンの「もう安心よレオン」みたいな台詞にはさすがにドン引き、さらにトドメをさされたような気持ちでした。
心が打ち解けていくシーンも勿論ありましたが、わかりにくいというよりは軽薄だと僕は思いました。僕の読解力の問題でしょうか。

アクションを描くか純愛を描くか、どちらかに振り切る、もしくはもう少し良いバランスがあったのでは?と考えてしまいます。

完全版ではもう少し描写が足されているようですが、その追加シーンだけで僕のこの感想が覆るとは思えません…。機会があれば観てみようと思いますが、ひとまずこの映画にはガッカリしました。

そもそもレオンという主人公の設定(観葉植物しか友達がいない凄腕の殺し屋で冷徹に仕事をこなすがその一方ではとても純粋で子供のようにミュージカル映画を楽しむ等)が、第一印象として「漫画のキャラみたいだな」と思ってしまったことが、物語に入り込めなかった原因とも言えるかもしれません。

しかし言い訳のようですが、映画を見慣れていないせいで「じゃあどうだったら自分は満足したのか」と聞かれるとわかりません。
世間的には感動したとの声が非常に高い作品ですが、僕は全く感動できませんでした。この差異を単に「好みの違い」と納得することが出来ないので、ものすごーくモヤモヤしています。
この作品が大好きな人に論破されてみたいものですね。熱く語ってくれる方を募集しています。


次回は「バタフライ・エフェクト」を予定しています。
実はこの映画もう観てしまったのですが感想は後ほど。

| すなっふ | 映画 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
ニュー・シネマ・パラダイス
今まで生きてて映画を50本も観ていない映画素人が超有名な名作映画を今更観るシリーズ第二弾。
前回の「ショーシャンクの空に」に引き続き、今回は「ニュー・シネマ・パラダイス」です。
こちらもまた、「名作映画ランキング」などの上位に必ず名前が上がる映画ですね。

感想の前にこの映画、どうやら「劇場公開版」と「完全版」があるようで、僕が見たのは「劇場公開版」というものだったようです。
なんでも完全版は劇場公開当時にはカットされていたシーンを1時間近くも追加したもので、2002年に公開されたそう。

僕はそんなことを全く知らずに鑑賞し、観終わった後に調べてわかったことなので、はじめは完全版じゃなかったことにガッカリしました。
しかしレビューなどを観てみると完全版は賛否両論あり、
「完全版こそがこの作品の真の物語」だという人もいれば
「完全版は冗長である」というひともいました。wikipediaにも書いていますがシーンを増やしたことにより作品の主題そのものが変わるため、どちらが真のオリジナルといえるかは微妙なラインのようです。

というわけで、僕が見たのは完全版ではありませんが、この「劇場公開版」もまたひとつのオリジナルであるとし、このバージョンの純粋な感想を述べたいと思います。


まず結論から言って、文句なしに面白かったです。感動したし、少し泣きました。みんなが名作ということにとても納得できる内容だったと思います。

前回見た「ショーシャンクの空に」も非常に良かったのですが、とてもわかりやすくメデタシメデタシ!って感じだったことに物足りなさを感じていました。
しかしこの映画は描かれすぎない感動があり、「あざとさ」を感じなかったので、相当感性がひねくれた僕でも純粋に感動できるものだったと思います。

イタリア映画を観るのは恐らく初めてなので、最初はノリの違いにも戸惑ったし、時代背景や設定などを読み解くのに少し苦労しました。全編通して説明的な描写が少ない作品であったため、物語に共感したり、入り込むことが出来るのか不安でしたが、全くの杞憂でした。
時代も舞台も自分とかけ離れていようと人物の喜びや悲しみを自分のもののように感じ取れるのは、演者たちの表情の豊かさにあるように感じました。
物語自体は淡々とし、派手な展開や動きのない映画でありながら、人物の表情一つ一つに事細かく感情が書き込まれており、いつの間にか物語に入り込んでいるようでした。
特に主人公トトの笑顔といったら!幼少期・青年期・中年期と、もちろんすべて違う役者が演じていますが、笑顔の無邪気さがずっと一貫されているのは凄い。本当に一人の男の子の人生を見たような気分でした。

ラストシーンは世間でも評価されている通り本当に素晴らしいですね。
アルフレードが主人公トトに対して異常に厳しすぎると感じましたが、このラストシーンに全て救われた気がします(完全版ではアルフレードの厳しさの部分がさらに描かれているようですね)
ラストシーンの主人公の、目をうるませながらの笑顔は、子供の頃の映画を純粋に楽しむ心を思い出したことと、亡くなったアルフレードの優しさに触れたこと、その二つの感情を表現するのにこの上ない笑顔だったように思います。
村を出て映画監督として成功した反面、村を捨てて本当の愛に触れられず、全てが変わってしまった。そのどちらが正しかったのかという葛藤を抱えたまま、全てを忘れさせるようなラストシーンは最高という他ないです。

そして有名な音楽ですが、やはりこの名作にふさわしい名曲たちです。映画音楽とはこうでなくっちゃと、映画素人ながらに思いました。音楽による高揚感と感動が、感動の物語と美しく並走していました。

賛否両論ある完全版も気になるところです。僕の好みで言えば、映画にかぎらず「薄味」を好むもので、恐らくこの劇場公開版の語りすぎない感じのほうが好きな気がするのですが、素晴らしい作品だったのでいつかまた観るときは「完全版」でこの物語に触れてみたいと思っています。


長々とした感想を読んでいただき有難う御座いました。
次回は「レオン」を予定しています。
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ショーシャンクの空に
生涯で観た映画が50本もあるかな?というくらい映画を見ない僕ですが、忙しさがひとまず落ち着いた今こそ、今まで観ていなかった、名作と名高い有名映画を観まくろうと思い、その第一弾として観たのが「ショーシャンクの空に」です。

「名作映画ランキング」みたいなものがあると大体トップに名前があるほど評価されているこの映画。ミスチルの歌詞に出てくることもあり気になっていました。

感想を以下に書きますが、みんなが参考にできるようなレビューではなくあくまで映画ド素人の超個人的感想であることをあらかじめご了承ください。


結論から言うととても面白かったです。

簡単にあらすじを書くと、主人公が冤罪で終身刑になってしまい、暴力とワイロが平然と横行する最悪の刑務所にブチ込まれるも、そこで仲間との絆を深め最後には脱獄と刑務所への復讐を図る話といった感じ。

嫌な奴が痛い目を見て、どんなに辛くても希望を捨てなかった主人公が夢を叶える爽快なラスト。悪い奴が負けて正しい奴が勝つ。とても痛快で単純に良いものを見た、と思えます。

しかし、世間の評を見ると「この映画に人生を教わった」「何度観ても泣ける」というものばかりで、それには「???」となってしまいます。泣ける映画かな?これ?

そもそもこの映画には気になる点が二つありました。

それはトミーという囚人(ちょー良い奴)があまりにも救われない点、そしてラストはメデタシメデタシって感じで終わってるけど冷静に考えると主人公が不正な金で夢を叶える重罪人となってることに全く触れない点です。

とはいえそこに文句をつけるつもりはありません。トミーには確かにもう少し救いが欲しかったけれど、ラストこれ主人公重罪やんけという点に関しては、この物語を痛快な脱獄ストーリーとして見れば特に気になりません。

しかしこういう点がありながらこの映画が「希望を教えてくれる超名作」という風に評価されていることには疑問を抱かずにはいられません。

確かに「必死に生きる」というテーマが作品全体にありましたが、この映画はテーマ性よりも、個性的なキャラクターやストーリーの痛快さに見所があるように感じたので、世間の評価と自分の感想の相違に戸惑ってしまいました。

また、ここから先は完全に好みの問題になってしまいますが、あまりにも優等生すぎる内容に物足りなさを少し感じました。
誰が観ても満足できるように全て綺麗にまとめられている感じ。
もちろんそういう映画もあって然るべきですし、実際この作品はこれで良かったと思います。あくまで僕の好みの話ですので。
しかし、「名作映画No.1」と呼ばれる作品が、こうもスッキリした映画だったことに、若干肩透かしを食らった気分でした。


と、ひたすらに捻くれた感想を書いてしまいましたが、
なんだかんだいって、140分という長さを全く感じさせず物語にのめり込んでしまう、とっても面白い映画です。
仲間たちのキャラクターも最高だし、主人公アンディーとレッドの友情に心打たれました。
ひとつひとつのシーンも印象的で素敵なものばかり。


ひさしぶりに洋画を観たらとても面白かったのでもっと観たい気持ちでいっぱいです。
次回は「ニュー・シネマ・パラダイス」を観ようと思っていますが、そのときはまた感想を書きたいと思います。

なにかオススメがあったら教えて下さい。冒頭で述べた通り観た映画の数が極端に少ないので、あなたのおすすめの映画を僕はきっと見ていません。お待ちしています。
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ライブのお知らせ
 お久しぶりです。
____snuff改めunsnuffとして活動を始めました、どうも僕です。

今まで3回、unsnuffという名義で、
新たにiPadとiPhoneをメンバーに加えたスリーピースバンドとして
ライブを行ってきましたが、
4回めのライブが決定いたしました。

2013/9/10(火)「anti order」
@ヒソミネ(さいたま市宮原町)

OPEN / START 19:00 / 19:30
ADV / DOOR 2000yen

ACTS /
syless
RobotCapec
unsnuff

ヒソミネは5月にオープンしたばかりの、さいたま市宮原町のライブハウスで、
実験的でハイセンスな音楽を多数輩出しているkilk recordが主宰しています。

ヒソミネ公式サイト
http://hisomine.com/

About Usのページを見て頂ければわかるように
新時代の音楽シーンを開拓していく、非常に高い理念とコンセプトを持った素晴らしいハコです!営利目的でなく、本当に良い音楽を求めているのが伝わってきます。
今回ブッキングに誘われたことを僕自身光栄に思っています!!

非常に急な日程の上、平日だし遠いし、かなり厳しい条件だとは思いますが、
他の出演者も社交辞令抜きでカッコイイので、
もし都合が良い方は、無理してでも遊びに来る価値があると思います。
僕もそれに見合う演奏ができるよう全力を尽くします。

unsnuff4度目のライブ、どんどん進化していく(つもりの)僕の音楽の過程を是非覗きに来てください。お待ちしています。


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