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author:すなっふ

田舎者から東京都民になりました。
「unsnuff」という名義で、ソロで音楽活動をしています。
が、音楽活動の宣伝はTumblrに移行しましたので、このブログでは音楽活動に関係のない内容(好きな音楽や映画のレビューなど)についてゆるりと書いていきたいです。

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楽園追放-Expelled from Paradise-


劇場アニメ作品「楽園追放-Expelled from Paradise-」を見てきたのでそのレビューを。
東映アニメーションとニトロプラスの合作で、水島精二監督、虚淵玄脚本によるオリジナル作品。音楽はCOALTAR OF THE DEEPERSのNARASAKIが担当している。

舞台は人類のほとんどが肉体を捨て電脳化された世界。その電脳世界が、もはや旧文明と化した地上からのハッキングを受け、電脳世界の捜査官である主人公・アンジェラが仮の肉体を得て、旧人類である地上の捜査官・ディンゴとともにハッカーの謎を追うというストーリー。

あらすじだけを見るとよくある電脳世界モノという感じだが、設定がしっかりと作りこまれており、その洗練されたディストピアな世界観だけでもそそられるものがある。専門用語の多い複雑な設定も非常にわかりやすく且つ自然にストーリー中語られるのでSFファン以外でも十分に入り込める内容だ。

ただ、SFファンでない自分からしても既視感のある内容であり、話としての斬新さはほぼ皆無と言っていいだろうが、この作品はひたすらに「王道」であり「直球」。いわば「エンターテイメント」に振り切った作品であるといえる。
ディストピア的な世界を舞台に、「肉体の必要性」や「本当の自由・幸福とは」というテーマを扱いながらも、哲学的な作風には一切持っていかず、展開の熱さ、バトルシーンの迫力でひたすら視聴者をたぎらせてくれる。ご都合主義な展開も正直かなり多いのだが、むしろその無理矢理な展開の塩梅がちょうどよく、徹底して「娯楽性」に長けた秀逸なシナリオである。そういった意味では「ハリウッド映画」のノリに近いといえるかもしれない。

前半は世界観についての説明的な展開が続きどうしても退屈だが、話が動き出す中盤、バトルシーンが描かれる終盤は非常に熱く、特にロボットによる戦闘シーンの迫力、スピード感は想像をはるかに上回るクオリティで大興奮。是非映画館で体験してほしいものだ。
また主人公・アンジェラも想像以上に可愛い。有能さとほっとけない幼さのバランスが見事なキャラクターであり、それを表現する声優・釘宮理恵のキャスティングもこれ以上ないベストのものだ。

しかし押井作品ファンや肥えたSFファンにとっては、言ってしまえば安っぽい内容ではあるだろう。個人的にも、あくまで娯楽に振り切った作品である上、キャラクターにもあまり移入できる作品ではないので、視聴中はひたすら熱く盛り上がるのだが、後にはあまり残らない作品であると感じた。難しく考えない人なら楽しめるだろうが、脚本に深みや完璧さを求めてしまうタイプの人にはあまりオススメできない。冷静に考えるとツッコミどころは多い。

個人的には難しく考えず、シンプルに楽しめる最高の娯楽映画であった。エンターテイメントとしてはこれ以上ない完成度、シナリオも映像も最高峰で、まさに「劇場アニメ」を見た!!という圧倒的な満足感を得ることが出来た。そういう意味でも是非、映画館で堪能してほしい作品である。
| すなっふ | 映画 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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