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author:すなっふ

田舎者から東京都民になりました。
「unsnuff」という名義で、ソロで音楽活動をしています。
が、音楽活動の宣伝はTumblrに移行しましたので、このブログでは音楽活動に関係のない内容(好きな音楽や映画のレビューなど)についてゆるりと書いていきたいです。

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ニュー・シネマ・パラダイス
今まで生きてて映画を50本も観ていない映画素人が超有名な名作映画を今更観るシリーズ第二弾。
前回の「ショーシャンクの空に」に引き続き、今回は「ニュー・シネマ・パラダイス」です。
こちらもまた、「名作映画ランキング」などの上位に必ず名前が上がる映画ですね。

感想の前にこの映画、どうやら「劇場公開版」と「完全版」があるようで、僕が見たのは「劇場公開版」というものだったようです。
なんでも完全版は劇場公開当時にはカットされていたシーンを1時間近くも追加したもので、2002年に公開されたそう。

僕はそんなことを全く知らずに鑑賞し、観終わった後に調べてわかったことなので、はじめは完全版じゃなかったことにガッカリしました。
しかしレビューなどを観てみると完全版は賛否両論あり、
「完全版こそがこの作品の真の物語」だという人もいれば
「完全版は冗長である」というひともいました。wikipediaにも書いていますがシーンを増やしたことにより作品の主題そのものが変わるため、どちらが真のオリジナルといえるかは微妙なラインのようです。

というわけで、僕が見たのは完全版ではありませんが、この「劇場公開版」もまたひとつのオリジナルであるとし、このバージョンの純粋な感想を述べたいと思います。


まず結論から言って、文句なしに面白かったです。感動したし、少し泣きました。みんなが名作ということにとても納得できる内容だったと思います。

前回見た「ショーシャンクの空に」も非常に良かったのですが、とてもわかりやすくメデタシメデタシ!って感じだったことに物足りなさを感じていました。
しかしこの映画は描かれすぎない感動があり、「あざとさ」を感じなかったので、相当感性がひねくれた僕でも純粋に感動できるものだったと思います。

イタリア映画を観るのは恐らく初めてなので、最初はノリの違いにも戸惑ったし、時代背景や設定などを読み解くのに少し苦労しました。全編通して説明的な描写が少ない作品であったため、物語に共感したり、入り込むことが出来るのか不安でしたが、全くの杞憂でした。
時代も舞台も自分とかけ離れていようと人物の喜びや悲しみを自分のもののように感じ取れるのは、演者たちの表情の豊かさにあるように感じました。
物語自体は淡々とし、派手な展開や動きのない映画でありながら、人物の表情一つ一つに事細かく感情が書き込まれており、いつの間にか物語に入り込んでいるようでした。
特に主人公トトの笑顔といったら!幼少期・青年期・中年期と、もちろんすべて違う役者が演じていますが、笑顔の無邪気さがずっと一貫されているのは凄い。本当に一人の男の子の人生を見たような気分でした。

ラストシーンは世間でも評価されている通り本当に素晴らしいですね。
アルフレードが主人公トトに対して異常に厳しすぎると感じましたが、このラストシーンに全て救われた気がします(完全版ではアルフレードの厳しさの部分がさらに描かれているようですね)
ラストシーンの主人公の、目をうるませながらの笑顔は、子供の頃の映画を純粋に楽しむ心を思い出したことと、亡くなったアルフレードの優しさに触れたこと、その二つの感情を表現するのにこの上ない笑顔だったように思います。
村を出て映画監督として成功した反面、村を捨てて本当の愛に触れられず、全てが変わってしまった。そのどちらが正しかったのかという葛藤を抱えたまま、全てを忘れさせるようなラストシーンは最高という他ないです。

そして有名な音楽ですが、やはりこの名作にふさわしい名曲たちです。映画音楽とはこうでなくっちゃと、映画素人ながらに思いました。音楽による高揚感と感動が、感動の物語と美しく並走していました。

賛否両論ある完全版も気になるところです。僕の好みで言えば、映画にかぎらず「薄味」を好むもので、恐らくこの劇場公開版の語りすぎない感じのほうが好きな気がするのですが、素晴らしい作品だったのでいつかまた観るときは「完全版」でこの物語に触れてみたいと思っています。


長々とした感想を読んでいただき有難う御座いました。
次回は「レオン」を予定しています。
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