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author:すなっふ

田舎者から東京都民になりました。
「unsnuff」という名義で、ソロで音楽活動をしています。
が、音楽活動の宣伝はTumblrに移行しましたので、このブログでは音楽活動に関係のない内容(好きな音楽や映画のレビューなど)についてゆるりと書いていきたいです。

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Virgin Babylon NightでWEGを見てきた
5月4日、渋谷WWWにて行われた「Virgin Babylon Night」に行ってきた。


これはVirgin Babylon Recordが主催する、映像と音楽をコラボさせたイベント。
僕は完全に出演者のworld's end girlfriend目当てで行ってきた。
他の出演者のKASHIWA DAISUKEやabout tessも興味はあったが、
world's end girlfriend(以下weg)は大学生の頃出会った、とても大切な音楽で
ぜひ一度ライブを見たいと思っていたアーティストだった。

他の出演者もとても良かったが、Twitterにあらかた感想は書いたし
同じことを二度書くのも面倒なので、ここではwegの感想のみを書こうと思う。

今回、wegは「World's end girlfriend&Poltergeist ensemble」という、
wegとオーケストラの共演という形で出演した。

チェロ、バイオリン、サックスといった楽器陣を目の当たりにし
セッティングの段階からわくわくさせられた。

一曲目は「yes」。
アルバム「farewell kingdom」の一曲目となる名曲だ。
個人的にこのアルバムが一番好きな自分にとって、この始まりにはやられてしまった。15分にも及ぶ曲だが、ストリングス・ギター・サックスなどの楽器が導く怒涛の展開に一曲目からすぐに世界に飲み込まれていった。

そして2曲目には、新作「Starry Starry Night soundtrack」でボーカル参加している湯川潮音が登場。
アルバムから「Smile」「Storytelling」を演奏。どちらも歌詞のない曲だが湯川潮音のコーラスが楽器と優しく交じり合っていた。

そして「百年の窒息」。
最初のギターの音でいきなり息を飲まされた。
Hurtbreak Wonderlondに収録されている、13分に及ぶ大曲。

今回のライブでは新しいアルバム中心のセットリストになるかと思っていたし、
一曲が長いアーティストであることなど、あまり昔の曲は聴けないかとあきらめていたが
yesに続きこれほどの大曲をやってくれるとは。
映像の内容はあまり記憶に無いのだが、抽象的で、忘れた記憶をくすぐられるような映像だったことは覚えている。
それがちらつき、ノイズが混ざりながら進行する演奏に鳥肌が止まらなかった。

そして、百年の窒息からそのまま繋がるような演出で「Scorpius Circus」へ。
曲が始まる瞬間、息が止まる。全身に鳥肌が立つ。
この曲も長い曲だが、百年の窒息から繋がるアレンジで曲の途中からはじまる演出だった。
しかし突然の展開に、曲が始まったときは声が出てしまうところだった。
この曲の一番の見せ所ともいえる、静→動へ一気にたたみかける展開は、
CDで聞いても圧倒的なカタルシスを持っていたが、生で聴くその爆発はただならぬものだった。
うっとりと、口を開け、放心状態でその音に聴き入ってしまう。
いままでライブで感じたことが無いのではないかと思うほどの快感だった。

Scorpius Circusが終わると観客も激しい歓声を上げ、高揚がライブハウスを包んだ。
その高揚を見逃さぬかのように、勢いよくかき鳴らされるギター。
「Les Enfants du Paradis」だ。
観客のテンションも極まり、終始静かに世界に入り込んでいたこのイベントも
手を上げるもの、頭を振るもの、歓声を上げるものが表れ、
幻想的な雰囲気から一気にライブハウスらしい姿へと変化。このあたりはwegを音の魔術師だと言わしめる所以を思い知った気分だ。

今回のライブはアンコールこそ無かった(完成されつくしたステージだったのでそれも納得だ)が、
次の最後の曲は、アンコールのような立ち位置だったと思う。
「Les Enfants Paradis」が終わり、ステージも会場も一息つくような雰囲気に包まれる中
また湯川潮音が登場。

また新しいアルバムからの楽曲を聞かせてくれるのかと思うと、
インストではなく、言葉を、詞を歌いだす湯川潮音。

歌い始めたその曲は・・・
なんとフラワーカンパニーズの「深夜高速」だったのだ。

僕はあまりにハマっていたので、はじめカバーだと全く気づかず
「wegにしては珍しい歌モノだけど、新曲かな?」と思ってしまった。
原曲を知ってる人からしたら、wegのカバーなど想像もつかないだろうが。

このイベントは出演者がすべてインストで、思えば「歌」という「歌」は
最後の最後、この「深夜高速」のみだった。

あえてカバーを、あえて歌モノを最後の最後に演奏するというニクイ演出だ。
それにまんまと引っかかり、「生きててよかった」と連呼する歌声が見事に心臓をわしづかみにした。
まさに深夜の車道、車がたまに通り、信号だけが変わる映像がスクリーンには映し出されていた。
本当に素晴らしい夜だったと思う。


全7曲で1時間にもわたる壮大なライブだった。一時間、彼らの世界に連れて行かれっぱなしだった。
これほどまでに聴き入り、入り込み、快感に感覚が支配され悦に浸ったライブは今まで無かったかも知れない。
そう思ってしまうほど貴重で特別な夜となった。

ずっと見たかったライブ。ずっと浸っていたい音。絶対にまた聴きに行きたいと思うし、それまでは死ねない。おおげさかもしれないが僕は心のそこから「生きててよかった」とこの夜、思った。
| すなっふ | ライブレポート | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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