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author:すなっふ

田舎者から東京都民になりました。
「unsnuff」という名義で、ソロで音楽活動をしています。
が、音楽活動の宣伝はTumblrに移行しましたので、このブログでは音楽活動に関係のない内容(好きな音楽や映画のレビューなど)についてゆるりと書いていきたいです。

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People In The Box「Lovely Taboos」Release Party
2011年11月11日
ゾロ目でそろったこの日、震災から8ヶ月たった今日は、東京では久しぶりに、一日中雨が降った日だった。

渋谷O-EASTに着くとそこには傘を差した多くの人が並んでいた。

個人的にPeopleのライブは、4月の中野サンプラザ以来でとても楽しみにしていた。
O-EASTはとても大きくて、整理番号800番台の自分でも余裕を持って中に入れるほどだった。

ドリンクチケットで交換したハイネケンを飲んでいるとほどなくしてOpening Actの「LAGITAGIDA」が始まる。

全くノーマークのバンドだったが、
音ゲーに収録されていそうな(褒め言葉)プログレインストバンドで、YESあたりの古いプログレを髣髴させるロックサウンドがとてもかっこよく、素敵なバンドだった。
ほとんどの人がピープル目当てだっただろう会場で、多くの観客の心をつかんでいたようにも思う。歓声もかなり上がっていたし。

そしてPeople In The Boxの登場。


(ここから先はネタバレ含むため閲覧注意)









まず、4月以来だったために立ち位置が変わったピープルを見るのは初めてだった。
下手側に波多野さん、真ん中奥にベースの福井さん、そしてドラムは横向きに配置され、上手側に大吾マンという編成。

自分は上手側だったので大吾マンのドラムを後ろから見るような視点でライブを見ていた。

波多野さんはかなり髪も伸び、ハット帽をかぶり、なんだかお洒落に。
雰囲気もかなり落ち着いて、大人らしく、ミュージシャンらしい風格があった
個人的にはあの白シャツで無垢な雰囲気が好きだったが…。

1曲目はLovely Taboosから笛吹き男。
この曲はFamily Recordツアーのころから新曲として披露していたが
CDのリリース、それもライブ会場限定販売というかなり特殊なリリースにより、
こころなしかそのころよりさらに演奏が進化しているようにも感じた。

1曲目が終わり、ノイズがやむと同時に完璧な庭のイントロが始まったときは会場もハッとなっていた。
新しい配置になることで、Peopleのロックな部分と言うか、有機的な部分、直感的な部分がさらに観客に届くようになったようにも思えた。

火曜日が最後爆音で終わり、そのままストックホルムにつながるという流れはファミレコツアーから定番化したのか今回も使用していた。

「雨でお足元の悪い中足を運んでくれてどうもありがとう」
「雨の日は好きですか?たいていの人は嫌いですよね。でも、好きな人もいますよね。雨の日が好きな人のために、次の曲を歌います」

というMC。
全力で「六月の空を照らす」を期待した僕を裏切って「土曜日」。
「六月の〜」聴きたかったなあ…土曜日も嬉しかったけども。

「見えない警察のための」や「ブリキの夜明け」といったマイナーな曲も披露してくれた。

あいかわらずの大吾マンMCが終わり、突然はじまる「市民」には震えた。
Twitterなどで、「この曲はライブで聴くとヤバイ」と言っていた理由がわかった。
音源よりも増す、混沌と狂気。
「…血の味だ。」と呟く波多野さん、その声には音源で聴く以上にゾッとさせられた。

天使の胃袋、旧市街と、「ボス曲」のような殺し曲が続き、「子供たち」でエンディング。

CDでは途中で停止ボタンを押したかのように途切れるこの曲だが、
ライブでは最後まで演奏し、最後の音が綺麗に鳴り終えたことになぜだか感動を覚えた。

そしてアンコール。
アンコールでは1月発売の新譜「citizen soul」から「ニムロッド」を演奏。
疾走感のあるドラムと歌だけで同時に始まるこの曲は、
どこかカントリーのような雰囲気を持つ曲で今までに無い曲調でありながら
ピープル節満載のピープルらしい一曲だった。

「僕に似た道化師はいませんか」
「偽者の太陽にどうして誰も気づかないの」
などという歌詞(うろ覚え)が印象的だった。

波多野さんと反対側から見ていたのでよくわからなかったが
どうやらこの曲、波多野さんは終始指弾きでギターを演奏している様子。
指で終始演奏する曲は今まで無かったはずで、すごく新鮮だった。
カントリーのような雰囲気の所以はそこなのかもしれない。

スルツェイを演奏しアンコールは終了。

客電もつき、少しずつ帰り始める人も現れる中、
止まないアンコールに応えてダブルアンコールをやってくれた。


「ダブルアンコールなんてやるものか、と思いながらも出てきてしまいました」
というMCで笑いを取った後
喋るよりはやくやってしまおう、という福井さんに対し
「どんだけ演奏好きなのww」と波多野さんが突っ込み。

しかしその後、波多野さん、

「そうなんです、僕たち、演奏するのが大好きなんです」と。

そりゃ当たり前だろ、バンドやってるんだから、と
普通なら思うところかもしれないが
ピープルが言うと妙な説得力がある一言だ、とすごく納得しまい
個人的にこの一言はとても心に響いた。

そしてダブルアンコール。

波多野さんの左手のポジション的に
「月曜日かな?」
と予想していたが見事に裏切ってくれた。





鳴りだすハーモニクス。そう、「鍵盤のない、」




ピープルのライブももう5回、6回と通ってきて、
ついにこの曲を聴くことができた。
ずっと聴きたかったこの曲。
イントロがなり始めた瞬間卒倒しそうになった。

思えば僕がどっぷり彼らの世界観を愛してしまったのは
ニコニコ動画で、この曲のライブ映像を見たのがきっかけだった。

「君の心は鍵盤のように、バラバラになってしまったからね――」

このフレーズにゾッとした感覚がよみがえり、鳥肌を抑えることはできなかった。

そしてライブは終了。


セットリスト

1.笛吹き男
2.完璧な庭
3.水曜日
4.レテビーチ
5.見えない警察のための
6.火曜日
7.ストックホルム
8.土曜日
9.マルタ
10.ブリキの夜明け
11.市民
12.天使の胃袋
13.旧市街
14.子供たち

15.ニムロッド
16.スルツェイ

17.鍵盤のない、



この記事を書きながらLovely Taboosを何度もリピートしているが
このアルバムの曲はどの曲も聴けば聴くほど深みが増す曲だと実感している
(市民ははじめからものすごく衝撃的だったが)
ピープルの曲はどれも聴くほど深みを増す曲だが、
このアルバムの、特に「笛吹き男」は、とてもポップだが、
これからのピープルにとっても特別な一曲になるような、そんな気さえする。

余談だが、僕は雨の日が好きだ。

雨の日の好きな人に捧ぐといった「土曜日」。
僕はこのライブのおかげでよい週末を迎えられそうだ。

11月11日、東京に降る雨はいつもより心地よいリズムに聞こえた。
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