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author:すなっふ

田舎者から東京都民になりました。
「unsnuff」という名義で、ソロで音楽活動をしています。
が、音楽活動の宣伝はTumblrに移行しましたので、このブログでは音楽活動に関係のない内容(好きな音楽や映画のレビューなど)についてゆるりと書いていきたいです。

twitterもよろしくどうぞ。
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【ライブレポ】心響(HIBIKI)ROCK FEST.2011二日目
おなじみ残響レコードとVINTAGE ROCKがタッグを組んで毎年開催しているロックフェス、心響ロックフェスが、今年もゴールデンウィークに二日間開催された。

今回私はその二日目に参戦してきた。

個人的には一日目の方が好みの出演者が多い
People In The BoxやSleepy.abやMO'SOMEやPERIDOTSや…
しかし何故二日目のみ参戦したか。

実はもともと全く行く気がなかったのだ。
東京生活に慣れ、仕事に慣れるまでライブは自重しよう…と。
しかしGW、あまりに暇で暇で、5月5日をいかに過ごそうか悩んでいたところ
Twitter上で「心響サイコーでした☆」というツイートが多々。
良いなあ、ライブ楽しそうだな…と思っていたとき、

すなっふに電流走る。

「あれ?行こうと思えば行けるじゃん」

その瞬間まで、愚かにもこの男、
まだ東京に住んでいるという実感がなかったのである。

「東京の大きなライブに行こうと思えば行ける」

その考えが田舎者の私には思いつきもしなかったのである

前フリが長くなったがそういうわけで思い立ったが5月5日AM0:30
もはや当日である。
当日の真夜中に思いついて、本当に行ってしまったのだ
東京すげえ。


ずいぶん思い立った行動に思えるかもしれない
なんせ当日券を逃したら無駄足だ。
場所は新木場スタジオコースト。家からなかなか遠い。

しかしこんな気軽に行こうと思うのにも理由があった。

なんとこのライブ、入場料がない。

もともとはチケット代が発生したのだが
震災の後、主催者が気をきかせて
「チャリティーイベント」と主旨を変更
観客からの「投げ銭」を寄付するという方式を取ったのだ。

金額を後から決められるという手軽さから、
暇だし行ってみようかな?と考えることができた。

*

ライブ当日。
その気軽さゆえの当日券競争激化を危惧し、開場の一時間前に到着。

…誰もいない。

どうやら杞憂だった様子。

一時間暇に過ごして一番乗りで当日券をゲット。

しかしながら初のスタジオコーストである
ずっと憧れていたライブハウスに、こうも簡単に来てしまえるとは。
さすがに規模は大きく、入場するまでになかなかの時間がかかった。

入場すると外には屋台も出回り、本格的にフェスという感じ。
中は噂に劣らぬおしゃれな空間で、
会場も噂に劣らぬ横っぴろさであった。
でかいハコのついたバーという感じ。

何よりドリンクチケットでハイネケンが飲めるというのは激アツ。
一杯で我慢した自分をほめたい。


さて、いい加減ライブの感想をつづろうと思う。



【トクマルシューゴ】

一発目から失礼だが正直いきなりのベストアクトだった。
初めて見るライブだったがここまですごいとは。

トクマルシューゴがギターを弾きながら歌い、
ベースとドラムをメインに構えながら
他3人がパーカッション、鉄琴、トイピアノにアコーディオンなどなど
様々な楽器をマルチに操り、民族的で祝祭的な音楽を奏でる。
まるでここが日本ではないような音空間を構築しながらも
変拍子やキメといった独特の曲展開も熱く
演奏陣の圧倒的なグルーヴ感は予想以上だった。

特にドラムのプレイングが壮絶にエモく、
立ち上がってシンバルを叩いたり、これでもかと大ぶりで叩く姿は
見ているだけで震えたし、とても気持ちのいいものだった。

フワフワとまったりした音楽というイメージとは裏腹に
踊り出さずにはいられないほどワクワクし、ドキドキさせられ、
目が離せないライブだった。

「非常にわかり難い音楽をやっております
ノリにくい音楽をやっております
ノれるもんならノってみろという気持ちでやっております」
という、意外とユーモアのあるトクマルシューゴ、
「次の曲も手拍子から始まるのですが、
難しくてできないと思うのでみなさんやらなくていいです」
といって始めた曲も本当に超難解拍子からはじまり観客の笑いを誘った。
本当にノリにくい…。

そのせいか観客は割と棒立ちで魅入っていた印象。
個人的には無理やりにでも踊りだしたい気分だった。

ラストは「Rum Hee」。
時間が本当に短く感じ、もっともっと見ていたかった。


【the cabs】

残響の新たな刺客、キャブス。
今回のライブではかなりの注目株だった様子で、Tシャツを着ている人も多くみられた。

予測不可能で難解な展開と変拍子、ハードコアかつマスロック的な3ピースのバンドサウンドは凶器のような殺傷能力。
そこにギターのシャウト、ベースの優しい歌声が絡み合い、特有の世界観を生んでいた。

MCなしでぶっ続け、圧倒的なライブパフォーマンスであった。
そして恐らく彼ら相当な若さ、多分僕より若いのでは。

このライブパフォーマンスやサウンド、世界観はまさに残響の良いとこどりという感じで、これから残響レコードの中でその存在感を増していくのは間違いないだろう。


【クリープハイプ】

個人的にダークホースだった。
以前youtubeで聴いたときはあまりピンと来ず、
「plentyに似てる」くらいの印象しか持たなかった。

このライブでも、MCで
「盛り上がってるけどどうせ、あとでブログやTwitterにplentyみたいだったって書くんでしょ?」と言って観客を笑わせていたが
正直、自分はこのライブで印象が大きく変わった。

plentyに似てるのはあくまで声質くらいのもので
超ハイトーンなボーカルと、シンプルなギターロックサウンドで
言ってしまえばサウンドは普遍的なものだが
ライブに対して全身でぶつかってくるその姿勢に熱いものを感じ
とても好印象だった。

最近よくいるナヨナヨしたバンド、チャラいバンドではまるでなかった。
もっと男くさくて、熱くて、エモーショナルだった。
そしてボーカルの人はなんだかカリスマ性を感じるたたずまいで
只者ではないセンスを感じた。もちろん、詞世界からもそれは感じられる。

「僕たちはいつかこんな大きなところでライブするのをいつもイメージしてスタジオ練習に励んでいました。自分のことでしか言えないけど、イメージはきっといつか形になるから、みんなもこれから良いことをイメージして頑張っていきましょう」
と、震災後のみんなに対するメッセージにも取れるMCから始まった
ラスト「イノチミジカシコイセヨオトメ」という曲は、
今回のライブで一番頭に残るシーンだった。

とても良いバンドだった。またライブ見たいなあと強く思えた。


【OLDE WORLDE】

最近LAMAとkimonosのUSTライブ中継で
オープニングアクトを務めていたオールディ。
自分もそのUSTを見たときから
このアーティストはキテる、という印象を持ったが
生で見るそれはやはり素晴らしいものだった。

沼田壮平によるソロOLDE WORLDEは
その音楽性を「和製ベック」と称されるように
非常に雑多な音楽を鳴らしている。
その音はオルタナであり、ニューフォーク的でありHIPHOPであり
まさしくベックのような雑食性で
90'sのUSサウンドを想起するサウンドは邦楽とは思えないものだ。

その深い音楽のルーツが、独自のメロディセンスで解釈され
洋楽ファンにはたまらない音楽となっている。
自分のような90'sオルタナ好きは一撃でコロリである。

ライブは日本のマイクを操り、
生声とエフェクトのかかった声を上手く使いこなすパフォーマンスも見せていた。

それでいて本人はかなり不思議なキャラクターで
「雨が降っていたら人もあまり来なかっただろうし
今日は雨が降らなくて本当に良かったなあと思いました」
という小学生の作文のようなMCには和まされた。

音源ほしいとすごく思ったライブだったし、
これからの活動に期待したい。


【TOKYO No.1 SOUL SET】

今回のメンツ的にちょっと浮いてる印象があったので
あまり盛り上がらないかな?と思っていたが
そんなことはなく、会場中大盛り上がりだった。

自分もほとんど曲を知らないのだが
その盛り上がりについつい腰を動かしてしまうほどだった。
会場がクラブになってしまったように、
他の出演者の時とはまた違う雰囲気を作り出していて
とても楽しい気分だった。

個人的に「Innocent Love」は唯一知ってる曲だったので
聴けてうれしかったし、来たときはものすごくテンションが上がった。

まさにフェス向けのグループだと思った。
BIKKE氏のMCはちょっと聴きとりにくかったけど、
楽しかったから良し。


【HINTO】

元スパルタ・ローカルズ、阿部コウセイの新バンド。
なんとその結成後初のライブは、ちょうど一年前の心響であったらしい。
ちょうど一周年のライブ。メンバーも気合が入っていた様子。

個人的に一番の注目株だったHINTO。
気になっていたのだが音源を手に入れておらず
どういうサウンドを展開するのか、未知であったからだ。

ライブを見て、やはりコウセイのセンスはずば抜けているな、と改めて実感。
特有のグルーブ感、良い意味でひねくれたメロディや曲構成、フレーズなど、結成間もないバンドの音とは思えないほど成熟されたサウンドだった。
その辺の若手のバンドには出せない、唯一無二のバンドサウンド。
それでいながら耳につくポップさもあり、中毒性の高さは前のバンドからさらに進化しているようにも思える。
「おまけにアンドロイド」「めがねがない」など耳について離れない。

それぞれのパートのフレーズが、主張が強くユニークで、
純粋に「バンドって良いな!」と思えるものだったし
良いメンバーだなあと心から思えた。

それにしてもベースの林さんはいつの間にショートカットに?
とんでもなく可愛かったんだが…。

これもまた音源でじっくり聴きこんでみたいと思った。


【cinema staff】

今回のライブで最も人気があったのではないだろうか。
観客は一番多く集まっていた気もするし、盛り上がりもすごかった。

以前見たときはまだ全く名前も売れていない時期だったので
ここまで大きなバンドになったのか、と何故か親のような気持ちでいた。

最近の曲はあまり知らないが
「AMK HOLIC」「優しくしないで」といったキラーチューンではものすごい盛り上がりを見せていた。
また、「君になりたい」は改めて中毒性のある一曲だなと実感したし
新アルバム収録の「スケルトン」は綺麗でポップなメロディーが特徴できで純粋にとても良い曲だった。

「今回はゆっくりしゃべってる時間はないんじゃ」と、
MCはほぼなしでぶっ通しで演奏。

ラスト「ポルターガイスト」はメンバー全員激しく暴れまわっていて
ものすごく迫力のあるステージングであった。

…が、個人的にはシネマは純粋に曲が良いのに
あそこまで暴れられたり客を煽ったりされるとちょっと冷めてしまうなあとも思った。
残響組の客の煽りやパフォーマンスはどうも苦手である。

しかしそれがカッコイイという人も多いだろうし、好みの問題なので
批判する気はないが、Twitterでつぶやいたら同じような考えを持ってる人も多く、
特にシネマは年々パフォーマンスがどんどんおかしくなっていると
悩んでいるファンの方も見られた。

なかなか難しい問題である。

だがとりあえず、6月に出る新しいアルバムには期待できそうだ。


【POLYSICS】

実はポリシックスをみるのは初めてである。
それも3人になってからどのようになったのか知らなかったので
未知数のライブで、楽しみにしていた。

実際ライブは3人になってもしっかり電子音も主張し、
POLYSICSの魅力が衰えることはなかったように思う
(しかし、3ピースでどうやって電子音を鳴らしていたのかはよく分からなかった…)

メンバーが減ったことで過去の曲はやらないかとも思っていたが
当然のようにそんなことはなく、XCTやシーラカンスイズアンドロイドを披露したときは
自分のテンションも最高に上がった。

盛り上がりは尋常じゃなく、今回のメンツの中で唯一モッシュが起こっていた。

ハヤシ氏はやはりギターがとんでもなく上手い。それでいてパフォーマンス力も圧倒的で、歯ギターを披露したり観客を楽しませていた。

途中メガネ(?)を外して、初めてまともに顔を見たが、素顔は本当に普通の人だった。
作業着を着てることも相まって普通にお父さんのようだった。
しかしそれでいてあのギタープレイとハイトーンヴォイス。
圧倒的だった。

とても楽しいライブで、最高な気分だった。


【te'】

このフェスのトリを務めるte'
ベース脱退後ライブを見るのは初めてだった。
(もしかして新メンバー初ライブ?そんなことはないか)

トリということで本人たちも気合が入っている様子で
残響後輩たちに負けない迫力あるライブを披露していた。

新ベースmatsudaはkono氏の先輩らしい。
ライブ中紹介を受けていたが、新メンバーと言えど既に存在感はかなりあった。

轟音のサウンドと迫力のあるパフォーマンスは圧倒的で
かつ、観客との一体感も強くあったように思う。

個人的には、前述したとおり残響組の煽りがあまり好きにはなれないのだが
(キメの部分で「オイ!オイ!」って煽ったりするのが)

しかしギターのhiro氏は終始笑顔で演奏していて
観客と一緒にライブを楽しんでいるのは感じられたし、
残響代表ということもあって
この心響フェスに対する強い思いもMCなどから強く感じられた。



te'のMCにあったが、
今回の集金次第では来年も投げ銭制度が実施されるかもしれないとのこと

投げ銭という制度は単純に嬉しいし、とても画期的で素敵なシステムだと自分も思う。
その制度が関係したかは分からないが、
ライブの雰囲気はとてもよく、全体を通してとても良いフェスだったように思う。


個人的には今回のメンツは
「好きだけどあまり詳しくはない」という出演者が多くて
そんな中こうして足を気軽に運べたのも
投げ銭制度があったからだし、
持ち時間の短さも曲を知らない自分にはちょうどよく思えたし
このフェスと投げ銭制度の相性はとても良いのではないだろうかと思う。


この気軽さと雰囲気はこれからも続けてほしいし
また来たいと思える良いライブだった。




屋台のフランクフルト美味しくて2本も食ってしまった…
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